現中野区長とのやりとり
2018年5月5日、中野区で6/10に行われる中野区長選挙立候補予定者5人が集まるという、非常に珍しいイベントが中野セントラルパークで開催されていました。
(おそらく日本国内でも非常に珍しいイベントを、なんと子育て中の母親達が中心になって開催したそうです)
そのイベントに参加した保護者の方から田中区長の区民への姿勢がよくわかるレポートをいただきましたので公開します。
区議会で採択された陳情(区立幼稚園は残す)に対し、区役所がノーリアクションどころか、区立幼稚園を民営こども園にするという計画を全く変更しない様子なので、とても気になっていて、現区長に質問してみました。
私 :「ちょっとお聞きしたいんですが、結局、区立幼稚園はなくなるんですか?」
区長:「民間のこども園になります。」
私 :「でも、区議会で、区立幼稚園は残すという陳情が採択されてますよね?」
区長:「人材の育成など、いろいろ運営がむずかしいので、民間に移行します。」
私 :「それは予算的なことですか?」
区長:「というか、……(よくわからなかった)……障害のある子が私立園に入れないという噂が広まって、区立に集まりすぎていたりとか、ほんとはそんなことないんですけど……(区長の持論を展開)……。」
私 :「まあ、いろんな事情があるんでしょうけど、でも、陳情が採択されたってことは、それが区民の意思ということですよね、区議会で議員さんたちでこうしましょうって決めたことを区役所がやめるとか、無視するっていうことはありなんですか?」
区長:「普通はないです。採択されたらだいたいその通りになります。」
私 :「えっ、それなのに、区立幼稚園はなくなるんですか?」
区長:「はい。」
私 :「それは、どなたの判断で決められたんですか?区長さんの判断でということですか?」
区長:「そうです。」
私 :「……。そういうことなんですね…。せっかく区議会で話し合われて、区民の意見として出しされた意見が、区役所で簡単にバツってされてしまうのは、なんかがっかりというか、残念という感じがしますけど…。」
区長:「はははは(笑いながら)、すいません。」
区立幼稚園について議論するつもりはなく、ただ、区議会や区議会で採択された陳情というものが、それほど軽く扱われてしまうものなのかということが知りたかったのですが、表向きは、ほとんどの陳情はその通りになると、区議会を尊重しているように見えて、結局、区長の気に入らないものは無視してもOKと思っているということがよくわかりました。本来、区議会で採択された陳情を実行できないというなら、その理由を詳細に丁寧に説明すべきと思いますが、そのような説明はいっさいなく、これまで通りの計画を推し進めるだけ…。区民の意見どころか、区議会すらお飾りにすぎないという区政の実態を垣間見た気がしました。
このような中野区の田中区長の議会軽視の姿勢について、支援を表明している中野区の自民党と公明党の区議会議員さんはどうお考えなのでしょうか・・・。
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